箪笥
2015/09/22

★8月20日「秋草」蒔絵入総桐箪笥

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★8月20日「秋草」蒔絵入総桐箪笥

東京の杉並区田中様のお宅に、最近では珍しい貴重な納品を無事終了致しました。その作品とは 日展作家国枝憲治の「秋草」蒔絵を加飾した総桐箪笥の逸品で揃いの巾広整理箪笥と一緒にお納め致しました。蒔絵入総桐箪笥は昔は年に数件は売れましたが、ここ近年は残念ですが殆んど売れておりません。

蒔絵とは、桐箪笥や漆芸と並び称される日本の誇る伝統工芸で、今ではその産地は京都、輪島の2か所ぐらいで、東京も以前は有名な蒔絵師が居ましたが、現在は皆無となりました。

蒔絵の加飾は桐箪笥との相性は最適でまず漆で模様を描き、そのうえからパイプを使って金粉、銀粉、亜鉛粉などを蒔くものでその立体感は単に書く方法とは全く異なり非常な高級感を演出致します。また夜光貝などを螺鈿するとより一層素晴らしいものに仕上がります。

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田中様にお納めした「秋草」蒔絵入衣裳と整理箪笥

杉並区の田中様、誠にありがとうございました。

平成27年8月21日
松本 義明


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