地域貢献
2015/01/25

『新宿ものつくりマイスター技の名匠に学ぶ 木工体験教室』Vol.3

a.takahashi
ブログ

☆木工教室レポートつづき

グリランは数多く存在する桐製品防水液のなかで最も信頼性と実績のある秀れ品で、シンナーで薄めて使います(通常グリラン1に対してシンナー1~3の割合)このグリランの塗装はとにかく素早くかつ隅々に溜らないように刷毛を掛けることが必要で、生徒さんも良くそれを理解して作業を行っておりました。(写真右)

 

木工教室

次に仕上げの最後の作業としてカルナバ3号という蝋(ロウ)を掛ける仕事に入ります。この目的は適度の光沢と艶(つや)を出すことに依り商品としての高級感の演出と汚れ防止の効果があります(写真下)この蝋引きの最も注意するところはとにかく適度の力で本体に平行もしくは垂直に引きことが肝心です。この?引き作業で必要以上に力を入れて行った生徒さんの作品は、トノコと蝋の濃淡がはっきりしてムラのある仕上げになってしまいました。(最後に残念!!)

木工教室

木工教室

以上、午前11時から午後5時近くまで10人の生徒さんはとても真剣かつ一生懸命作業に取り組んでおりました。

この木工教室は毎回大好評で私と助手の横溝和夫(写真右)共々木工への理解を深めるイベントとしてかつ生徒さんのとても喜ぶ姿を見るにつけ、教室の存在価値を毎回見い出しまた主催して頂いた新宿区地域文化部産業法振興課の方々に深く感謝する次第であります。

木工教室左から松本義明、横溝和夫

 平成27年度も11月に開催される予定ですので、是非皆様の参加をお待ちしております。

筆:松本 義明


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